「痛みがあって整形外科を受診したけれど、レントゲンを撮って、湿布と痛み止めをもらっただけでした。」
まつもと鍼灸整整骨院では、このようなご相談を受けることがあります。
「骨に異常がないのなら、どうしてまだ痛いんだろう?」
「痛み止めを飲んでいる間は楽だけど、切れるとまた痛くなる。」
「このまま様子を見ていて大丈夫なの?」
そんな疑問を感じる方も少なくありません。
ただ、整形外科でレントゲンを撮り、湿布や痛み止めが処方されたことが、適切ではないという意味ではありません。
整形外科と整骨院では、それぞれ役割が異なります。
この記事では、整形外科を否定するのではなく、なぜそのような対応になることがあるのか、そして痛みが続くときに整骨院では何ができるのかについてお話しします。
整形外科では、まず何を確認する?
痛みが出たとき、まず重要になるのが「重大な病気やケガが隠れていないか」という確認です。
整形外科では、医師による診察に加えて、必要に応じてレントゲンなどの画像検査を行います。
特に、
- 骨折
- 脱臼
- 骨の変形
- 関節の異常
など、骨や関節に大きな問題がないかを確認することは重要です。
痛みの原因を考えるうえで、まず大きな異常がないかを確認する。
これは治療の大切な第一歩です。
なぜ「湿布と痛み止め」になることがあるの?
「レントゲンを撮ったのに、湿布と痛み止めだけだった」
そう感じる方もいると思います。
しかし、これは「何もしていない」ということではありません。
痛みが強い場合には、まず痛みを抑えて、日常生活をできるだけ楽にすることが必要な場合があります。
痛みや炎症が強い状態では、無理に動かすことで症状が悪化する可能性もあります。
そのため、痛みを抑えながら経過を見るという治療方針が選択されることがあります。
つまり、
「大きな異常がないかを確認する」
↓
「必要に応じて痛みや炎症を抑える」
↓
「経過を見ながら回復を待つ」
という考え方です。
整形外科で湿布や痛み止めが処方されたからといって、「何もしてもらえなかった」ということではありません。
レントゲンで分かることとは?
レントゲン検査は、骨の状態を確認するために重要な検査です。
骨折や脱臼、骨の変形などを確認する際に役立ちます。
一方で、レントゲンですべての痛みの原因が分かるわけではありません。
痛みには、骨だけではなく、筋肉や腱、靭帯、関節の動き、身体の使い方など、さまざまな要素が関係することがあります。
そのため、
「レントゲンで異常がない=身体に何も問題がない」
とは限りません。
「骨に異常がないのに痛い」のはなぜ?
例えば腰痛の場合。
レントゲンで骨に大きな異常が見つからなくても、腰に痛みを感じることはあります。
その背景には、
- 腰周辺の筋肉が硬くなっている
- 股関節の動きが悪い
- お尻の筋肉がうまく使えていない
- 背中や骨盤の動きに偏りがある
- 長時間同じ姿勢を続けている
- 身体の使い方に癖がある
など、さまざまな要素が関係している可能性があります。
つまり、
「痛い場所」と「負担が集中している場所」が同じとは限らないということです。
痛みが続くときは「痛い場所」だけを見る?
ここが、まつもと鍼灸整骨院で身体を見るときの重要なポイントです。
例えば膝が痛いからといって、膝だけに問題があるとは限りません。
股関節の動きが悪かったり、足首がうまく動かなかったりすることで、膝に負担が集中していることもあります。
腰痛でも同じです。
腰そのものだけではなく、
- 股関節
- 骨盤
- 背中
- お尻
- 太もも
- 足首
など、身体全体の動きを確認することがあります。
整骨院では何を確認する?
整骨院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認します。
筋肉の状態
筋肉が必要以上に緊張していないか、左右で硬さに差がないかなどを確認します。
関節の動き
股関節や肩関節、足関節などがスムーズに動いているかを確認します。
身体の左右差
立ち方や動き方に左右差がないかを確認します。
姿勢や身体の使い方
日常生活や仕事、スポーツなどで、身体の一部に負担が集中していないかを考えます。
歩き方や動作
歩く、しゃがむ、立ち上がるなどの動作から、身体の使い方を確認することもあります。
整骨院では、痛みに対してどんな施術をする?
身体の状態を確認したうえで、必要な部分に施術を行います。
例えば、筋肉の緊張が強ければ手技によって筋肉を緩めたり、関節の動きが悪ければ動きを確認しながら施術したりします。
また、症状によっては鍼灸などを組み合わせることもあります。
ただ単に「痛いところを揉む」のではなく、
「なぜそこに負担がかかっているのか」
という視点を持って身体を整えていくことが大切です。
「痛みを取る」と「痛みが出にくい身体をつくる」は別の考え方
痛みが強いときには、まず痛みを抑えることが必要な場合があります。
一方で、痛みが落ち着いてきたら、
「なぜ痛くなったのか?」
を考えることも大切です。
例えば、
- 同じ姿勢を長時間続けていた
- 運動量が急に増えた
- 身体の一部に負担が偏っていた
- 筋肉や関節の動きが悪くなっていた
など、身体に負担をかけていた原因があれば、それを見直す必要があります。
痛みを一時的に抑えることと、身体の状態を整えること。
この2つは、分けて考えることができます。
整形外科と整骨院、どちらに行けばいい?
「整形外科と整骨院、どちらに行けばいいですか?」
と悩む方もいると思います。
しかし、必ずしも「どちらか一方」と考える必要はありません。
整形外科には、医師による診察や画像検査、薬による治療など、整形外科だからこそできることがあります。
一方、整骨院では、筋肉や関節の状態、身体の動きや使い方などを確認し、施術を行うことができます。
それぞれの役割を理解して、必要に応じて活用することが大切です。
こんな場合は、まず医療機関へ
整骨院に行く前に、医療機関で診察を受けたほうがよいケースもあります。
例えば、
- 強い外傷がある
- 急激に強い痛みが出た
- 明らかな腫れや変形がある
- 手足に強いしびれがある
- 力が入りにくい
- 症状が急速に悪化している
- 発熱など、痛み以外の症状を伴っている
などの場合です。
このような場合は、自己判断せず、まず医療機関に相談しましょう。
「レントゲンでは異常なし。でも痛い」という方へ
整形外科を受診して、
「骨には大きな異常はありません」
と言われた。
それでも痛みが続いている。
そんなときは、身体の動きや筋肉、関節の状態など、別の視点から身体を見てみることも一つの方法です。
もちろん、すべての痛みを整骨院で対応できるわけではありません。
必要に応じて医療機関での検査や治療を受けながら、整骨院を活用することもできます。
まつもと鍼灸整骨院では、痛みの原因を身体全体から考えます
まつもと鍼灸整骨院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、身体全体の動きや筋肉の状態を確認したうえで施術を行っています。
- 整形外科で診てもらったけれど、まだ痛みが残っている
- 痛み止めを飲んでいる間は楽だけれど、また痛くなる
- レントゲンでは異常がないと言われたけれど、動くと痛い
このようなお悩みがあれば、一度ご相談ください。
身体の状態を確認し、整骨院で対応できる症状なのか、医療機関での診察が必要なのかも含めてご案内します。
整形外科と整骨院は、どちらが正しい・間違っているというものではありません。
それぞれの役割を理解して、自分の身体の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
※当院では、症状によっては整形外科などの医療機関への受診をおすすめする場合があります。整骨院で対応できる範囲を超える症状については、医療機関への受診をご案内します。